にゅにゃんごさんからいただいたコメント中で「日本では夜11時ごろに寝る子供も増えているがフランスではどう?」という質問があったので今日はフランスの子供の生活リズムについて書いてみたいと思う。
幼稚園や小学校は朝8時30分に始まるのが一般的である。遠くの私立学校に通っていたり過疎地区に住んでいて遠い隣町の学校に行かないといけないような場合はのぞき、たいてい自宅近くに学校がある。徒歩で通う子供もいるが親が自分の出勤ついでに送ってゆくケースも多い。小学生までは親が学校まで送って行くのが習慣となっている。家を8時15分くらいに出ればよいため起床時間は7時30分くらいだろうか。最近は朝食をとることが奨励されているのでほとんどの子供が何か食べてから出かけるが、少し前までは何も食べずに登校する子供が多かったと聞く。サッサと朝食を済ませて登校までにテレビ(マンガ)を見る余裕のある子供もいる。テレビを見ながらの朝食の子もいる。
朝食の内容は牛乳やココア、オレンジジュースなどの飲み物とパン類が基本だがここのところシリアルに牛乳をかけた朝食の子供が急増中である。パンも焼きたてのバゲットとクロワッサンは週末のみで、ウィークデーはスーパーで売っているパックいりのブリオッシュや菓子パンで済ませることが多い。
幼稚園も小学校も夕方4時半に終了するので親が迎えに行ける家庭の子供は5時ころまでには帰宅となる。それからおやつを食べ、夕食までの時間に宿題(小学生以上)、遊び、入浴をすませる。親が働いている場合は学童保育でおやつ、宿題、遊びとなり、帰宅してから入浴となる。ちなみにフランスでは小学校1年生から毎日(量の多少はあるが)宿題が出るのでけっこう大変である。
夕食時間は夜8時。食後歯磨きやら翌日の準備を済ませ、9時に就寝。
というのが基本の生活リズムである。幼稚園や学校の終わる時間が日本に比べて断然遅いため、すべてのことが夕方5時から夜8時の3時間に集中するのがフランスの特徴である。ウィークデーに習い事を入れる場合はそれもこの時間帯に、テレビを見るのもこの時間帯になる。だから学校のある日はフランスの子供の自由時間は非常に少ない。
夜9時を過ぎても大人といっしょにテレビを見て夜更かしする子供はもちろんフランスにもいる。しかし翌日学校のある日には夜更かしさせないのが普通である。そのかわり、週末やバカンスの時には親も子供の夜更かしを大目に見るので子供でも就寝が夜10時すぎ、朝は9時起床などというリズムになる。
学期中の短期学校休暇の時はまだしも2ヶ月にわたるの夏休み中にこのリズムで生活していたものを9月の新学期開始と共に一気に元に戻すのは非常に難しいため、夏休みの最後の一週間で就寝時間を毎日10分づつ早めましょう、などということも言われる。
子供に規則正しい生活リズムを身につけさせるという基本は日本もフランスもあまり変わらないかなと思う。
*Chambre de MAOではもう少し年上の子供の生活リズムについて書かれているのでご参照を。(2004年12月1日加筆)
コメント(10)| Track back(0) | 2004年08月26日
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