パリの大手デパートといえば右岸のギャラリーラファイエット 、プランタン 、左岸代表ボンマルシェ 、中心に位置するBHV とサマリテーヌ となる。
最初の二つは観光客にとっても住民にとっても代表的な存在である。ボンマルシェはそれに比べると小規模だが場所柄高級路線をとっていて独自の味を出している。BHVはデパートとしては苦戦だが、Hotel de Ville店は日曜大工関係の品揃えが非常に豊富という特徴で押している。数年前に日曜大工関係の専門店Leroy Merlin が程近くに開店して競争相手ができる前はアパートで何か壊れたらBHVにいけば必ずなんとかなる、という存在であった。
さて、残るサマリテーヌであるがこれがなんとも元気がない。パリの中心部のリボリ通りに店を構えながらなぜかさびれている。以前は建物も4つくらいあったのがいつの間に本館だけになってしまった。本館も近年改装工事をして右岸のBOBO(お金はあるが、従来の金持ちとはまったく違うライフスタイルを持った人達)の集客を狙ったもののそれも鳴かず飛ばず。このまま行くと数年後にはなくなってしまう運命なのかもしれない。
つぶれる前に一度、というわけではないが先日このサマリテーヌ最上階のレストランTOUPARY に行ってみた。入るとすぐには気づかないがかなり広い。ここは料理のためにというよりはセーヌ川沿いの窓際の席で、コンシエルジュリーの前を行き交うバトームーシュを見下ろしながらというシチュエーションのために来るレストランである。もちろん窓側の席を確保するには前日以前からの予約が必須である。窓側にこだわらないならば満席のリスクはなさそうだ。
平日のランチタイムだったせいかお客の平均年齢が非常に高かったのが印象的であった。パリ市内に住む定年退職後の夫婦、という感じの人が多く、私たちの隣のテーブルは孫とそのガールフレンドを食事に招待している祖父母で、大変ほほえましかった。ビジネスランチのお客も見えた。
サービスは非常にてきぱきとしてよかった。昼食の場合はゆっくり食事というよりは午後に別のスケジュールが入っていることが多いのでさっさと進む食事は気持ちがよい。ガイドブックによると夜は客層がだいぶ違い、もっとbranche(流行にのった人達)な人が気軽に食事をする場所となるらしい。
トイレはアールデコ調で一見の価値あり。
追記:サマリテーヌは2005年6月15日より改修工事のため閉店。工事には3年から6年間必要ということで工事の後にまたサマリテーヌが復活するのかどうかは不透明である。関連エントリーはここ 。(2005年6月15日) CGI
コメント(4 )| Track back(0 ) | 2004年11月18日