アルチュロ・ブラケッティの公演を見に行った。
詳しい経歴は上記リンクのホームページをご覧いただければわかるが、簡単に紹介するとブラケッティはイタリア、トリノ生まれ、11歳で神学校に入学。そこで手品やマジック好きの神父に出会い、マジックを学び始める、という変わった経歴の持ち主だ。15歳の時に初めて人前で「速攻変身芸」を神学校にて披露。以来イタリアで他のマジシャン達に混じってショーを行ううち、フランスで有名なマジシャン、マジャックスに目をつけられフランスへ渡る。フランスでのデビューはキャバレー「パラディラタン」であった。そこからはどんどん有名になり、イギリスやカナダ、日本でも公演。イタリアを出た時には6種類だったコスチュームが今では350種となった。
公演だが、あまり内容を言ってしまうのも気がひけるので具体的説明は避けるが非常に心地よいものであった。次々と衣装を変える技(本当に速い)の見事さはもちろんだが、ストーリーが設定されているのでただ単に芸を見せる単調さを感じさせない。舞台装置は非常に美しいだけでなく、使い方に工夫がこらされている。
変身芸という予備知識を持っていたし、テレビでも少し見たことがあったのでだいたい予想はついていた。また、ちりばめられているマジックも言ってみれば超初級マジックでそれ自体へのサプライズは少ない。しかし、とにかく絵画的に気持ちのよい美しさ、童心に戻される、というのか、不思議な魅力にぐいぐい引き込まれてゆく。終わって外に出る時にはなんともいえずほのぼのとした気持ちで一杯になった。
パリ公演は残念ながら終了したばかりで、次回は2005年6月、モガドール劇場にて。それまではパリ郊外および地方での公演が続いているので興味のある方はホームページで確認できる。フランス語がわからなくても、子供でも小学生以上なら十分楽しめる(それ以下でも楽しめるが公演が夜なのと、休憩を含めて2時間くらいかかるのとを考えると小さい子には残念ながら無理だろう)お勧めのショーだ。
コメント(0)| Track back(0) | 2005年01月25日
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