日本は今でこそ少子化で小中学校のクラス数も減少傾向のようだが私の世代では一学年10クラス以上で1学級の定員が40人(時に42人くらいになってしまったりしていた)というのも別に珍しくはなかった。
そんな私から見るとフランスでよく聞こえてくる教育批判「1学級の人数が多すぎるため教育レベルが下がる」というのはまったくナンセンスである。現在フランスの小学校の1学級定員は30人。25人を超すと「人数が多すぎる」という声が教師からも親からもちらほら聞こえてくるのである。
フランスでは一般に学校規模が小さい。1学年1-2クラスというサイズが標準的だ。公立学校は日本同様学区制なので子供の人数は年によって違うため、自然と人数の多い学年と少ない学年ができる。そこでほとんど必ずと言ってよいほど学年混合クラスができてくる。
学年混合クラスはよほど小さな学校を除いては2学年混合で編成される。1年生と2年生、2年生と3年生というように連続した学年で構成されることが多いが時には1年生と3年生クラスなどとなることもある。教師は1名でそれぞれの学年に合った学習内容を別々に教えてゆくため、仮に大きい子といっしょになったとしても学習内容が普通クラスより進むということはない。逆に小さい子と一緒になったからと遅れることもない。
もともと自分の学年の人数が少ない場合は子供の学力にかかわらず混合クラスになってしまうが、学年人数が多くて一部の子供が混合クラスに配置されるケースの場合は子供の特性を考慮してクラス構成がなされる。多くの場合は学力的に余裕があり、教師が見ていなくてもきちんと座って自習のできる子供が混合クラスに配置される。成績が良くてもおしゃべりが多かったり落ち着きのないような子供は混合クラス向きではないといえる。
自分の子供が混合クラスに配置されると何かと心配する親も少なくない。が、混合クラスの担任には経験やノウハウが必要なので一般的に良い先生にあたりやすいのでその点は長所ともいえる。どういう観点で混合クラス構成を決めたかは担任に質問すれば教えてくれるので興味があったら聞いてみたらよいのである。
コメント(0)| Track back(0) | 2006年09月01日
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