6月はフランスでは学年末の時期である。幼稚園では学校のお祭り「ケルメス」が行われたり、小学校でも各学年ごとに一年を通して習得した課題の発表会が行われたり、となかなか忙しい。
フランスの6月は気候も非常に気持ちがよい時期だ。天気が良く、夏日和の日も多い。人々の頭の中もバカンスが近づいており、なんとなく浮き足立つ時期でもある。
そんな中でニュースでちょこっと話題になっているのは、6月の初めあたりからもう学校に来ない子供が増えている、ということである。正式には6月末までは普通どおりに授業があるので学校を休むなど考えられないのであるが、一足お先にバカンスに(自発的に)入ってしまっている子供がいるようなのだ。
知人も子供(小学校5年生、フランスでは最終学年で来年からは中学に入学する)が5月初めころに既に進級のお墨付きをもらったため、最近ではもう学習に身が入らずディクテ(聞き取りテスト)でも20点満点中の3点や4点などを取ってくるので困る、と嘆いていた。
確かに我が家でも2週間程前に進級の通知を学校から受け取り、署名した。進級の通知とはこんな内容である。
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−お子さんのxx年生への進級をご両親に提案いたします。
−お子さんが来年も今年と同じ学年にとどまることをご両親に提案いたします。
(このどちらか該当する方に印が付いている。)
この提案に同意されない場合はその動機、理由を明記した手紙を添えて○月○日までにこの書面を学校に提出してください。提出のない場合は提案に同意されたものとみなします。
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ほとんどの子供が次の学年に進級するのだが、中には飛び級を提案される子供もいる。飛び級だからうちの子はすごい、と喜ぶ両親ばかりではなく、あえて飛び級をさせない親もいる。逆に同学年のやり直しの提案の子供はまた大変である。なんとか進級させてもらうよう交渉したり、転校させて無理やり進級させたりする場合もある。
進級通知をもらってしまったらある程度力が抜けるの仕方がないので通知をそんなに早く出す学校側の問題であろう。
ただ、パリ地方はまだしも、南仏やその他海沿いの都市では事情が違う。真夏並の気温、夜10時近くまで明るい、海が近い、となると学校や仕事の後に浜辺に出かける人も少なくない。学校が終わるのが待ちきれない若者の気持ちもわからなくはない。学校によっては両親に書面を出して子供達を最後まで登校させるよう呼びかけているらしい。
やはり気候の温暖な地域では人間なかなか勤勉にはなれないもののようである。
コメント(3)| Track back(0) | 2005年06月17日
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